逆転の発想 2019 12 8

書名 超電導リニアの謎を解く
著者 村上 雅人  小林 忍

 磁石の反発力を使って、
物体を空中に浮かすことはできるかもしれません。
 しかし、これには、弱点があります。
これは、家庭でも実験することができます。
 確かに、磁石同士の反発力は強いものがありますが、
横方向には弱いのです。
つまり、磁石同士の反発力では安定性に欠けるのです。
 この本では、このように書いてあります。
反発では、ふわふわ浮いた状態となり、
常に浮いた位置から横に逃げようとします。
 そして、磁石を浮かせようとしても、
すぐに磁石が反転して、くっついてしまいます。
「反発ではなく『吸引力』で浮かす」
 磁石は、反発力の場合よりも、
吸引力のほうが、多くの磁力線を密度高く結合することができるので、
同じ磁石を使った場合、より大きな力が得られます。
 鉄製のガイドレールの下に永久磁石を置くと、
磁石が鉄に引き寄せられて、上向きの力が発生します。
これを浮上に利用するのです。
(引用、以上)
 さて、ここからは、SFの話になりますが、
空に浮かんでいるUFOは、垂直移動が弱点かもしれません。
一方、水平移動は、かなり強力でしょう。
 リニアモーターカーの車体自体には、駆動装置はありません。
客室のみが高速で移動するようなものです。
 同じ理屈で、UFOも、空箱が空を飛んでいるようなものかもしれません。
内部構造は、非常にシンプルで、中は、がらんどうかもしれません。
 もちろん、このような移動方法は、惑星内部だけであって、
恒星間の移動は、別の原理を使うのでしょう。
 たとえば、いったん母船を上位次元へ転写して、
目的地に近づいたら、下位次元へ転写して、母船を元の形に戻す。
 そういうわけで、ハリウッド映画のSF映画は間違っているかもしれません。
「スターウォーズ」のやり方では、別の惑星には行くことができない。

宇宙技術 2016 9 18

JR東海が進めるリニアモーターカーは、宇宙技術に少し近づいたかもしれません。

 遠くへ早く行こうとするならば、どうするか。
強力なエンジンが必要になる上に、
燃料も、たくさん必要になってくるでしょう。
そうなると、ロケットも宇宙船も巨大化してしまうでしょう。

 話が抽象的になりましたので、鉄道で考えてみましょう。
まずは、蒸気機関車で考えます。
 蒸気機関車で、遠くへ早く行こうとするならば、
まず、蒸気機関を強力なものにする必要があります。
そうすると、蒸気機関の巨大化は避けられないものとなります。
さらに、石炭も大量に搭載する必要があります。
 次は、電車になると、どうなるか。
遠くへ早く行こうとするならば、
まず、モーターを強力なものにする必要があります。
次に、強力で巨大な電池を搭載する必要があります。
 しかし、電池を巨大化させるのは現実的ではないので、
駆動エネルギーは外部から調達することになりました。
つまり、電線から電車に電力を供給する方式です。
 さて、リニアモーターカーは、どうなっているか。
もはや、モーターのような駆動装置すら搭載されていません。
単なる箱が超高速で移動するだけです。
(箱には強力な磁石がついています)

書名 宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学
著者 半田 利弘  誠文堂新光社

 「宇宙戦艦ヤマト2199」は、少年向けの人気アニメです。
だから、この本も、子供向けの本かと思いましたが、
中身は、真面目に天文学を論じている本です。
著者が天文学者だからでしょう。






























































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